ウチのハダカの王様

スピード結婚した夫婦の話。生活をスタートさせたが・・・初めて知る夫の言動を書き留めている。

注射の痛みは慣れない

人工授精もあっけなくダメだった私たち…



妻が奇跡的に若い子宮を維持していることで



卵が沢山作れるうちに
早くに体外授精へ進みましょ!



と、先生に言われ



恐れていた体外授精の準備に入った




まずは生理が終わったばかりなのに


生理を来させる


来たらすぐに排卵をさせない薬を投与


毎日朝晩薬を飲む




そして一番嫌だった注射


2週間
毎晩自分のお腹に自ら針を刺す




こんな素人が自宅で打つわけだから


きっと安全でめちゃくちゃ細くて


痛くない針を打つんだろう、、、




そんな風に勝手に思っていたのだが






普通の



普段使っている針ですよ





看護師さんの言葉に絶句!!!






はい、では最初から練習していきます







液体の瓶、粉が入った瓶2本


全てポキっと割る


太い針の注射器で液体を吸う


粉の瓶に入れて溶かす


また吸ってもう一本の粉の瓶に入れて溶かす




その薬が溶けた濃厚な液体を吸い上げ


太い針を引き抜き


通常の針に取り換える



ピストンを押して空気を抜く




自分のお腹をアルコールで拭いて消毒する


肉をつまんで


斜め10度から30度の角度でぶっ刺す‼︎‼︎





普段腕にやる注射は


みんなが言うほど嫌いでもなく


一瞬で終わるから怖いこともない



注射がへっちゃらな私だったが、、、






痛い!!!!




お腹てこんな神経通ってるの?!


てくらいに痛い




角度を忠実に保っているが


針を3分の2押し込んだ後


ピストンを押して薬を注入する




これがまた痛い!!!



液体が皮膚の中に入っていくと痛い!


異物が入ってきた!というのがわかる




痛いから手を止める


でも終わらないし


早く針を抜きたいから押す



ピストンが硬い



強く押していると針先がグラグラ動いて


皮膚の中でお腹の脂肪を掻き回す



痛い!!


痛いよ!!!



早く終わらせたい


でも痛い!!



いつの間にか角度が浅くなって


針先から出てる薬が


皮膚の表面に注入されて


蚊に刺されたみたいに


プク〜っと膨れ上がってしまった




もっと深くしなきゃ!


慌てて角度をつける





お腹の中で針があちこち





痛い!!


痛いよ!!



誰か一瞬で刺して終わらせてくれーー!






少しずつピストンを押してる





もう終わりかな?と注射器を見る





まだ1mmほどしか


ピストンが進んでいない!!





あーーー痛い


まだ??



あーーー痛いよ


早く終わってくれー






もともと注射が嫌いな旦那さんは


見ないように背中を向けてテレビを観ている





後ろで


うーーーー


あーーーー


痛いーーー



という悲鳴に



大丈夫?


と反応するが


それはひとごとだ。。。







看護師さんがチャチャっと打ってくれたら


どれだけ早くて楽だろう。。。






痛みと葛藤しながら



ピストンが最後に到達






終わった…





また針を抜くのに



ゆっくり



まっすぐ






痛い!!


痛い!!!



うーーーーー!






お腹から針が抜けた






本日分


終了






これを毎日だ





ホントに健康な私の体が可哀想




ごめんよ私のお腹



ごめんよ私の元気な子宮