ウチのハダカの王様

スピード結婚した夫婦の話。生活をスタートさせたが・・・初めて知る夫の言動を書き留めている。

パンへの変なこだわり

忙しい朝の時は


決まってパンというルールが


染みついてきた我が家




私の実家では


パンを焼いたら


自分でバターやジャムをぬる


いわゆる好きなようにぬりなさい、という意味なのだ



人によって好みがある


バターをぬりたくない人


ジャムはいらない人




だから


私も


結婚したばかりのときは


お好きにどうぞ!と


焼いたパンの横に


マーガリンとジャムとスプーンを用意して


ご自由にと準備していた




新婚だからか?


彼は


「え?マーガリンぬってくれないの??」


と言ってきた


「甘えないでぬってよ~
 ていうか、お好きなようにぬって欲しいから
 そろえて出してあるのよ?」



そう話すと



「えーーーなっちゃんがぬってよー」



と言われてから


私が彼のマーガリンやジャムをぬることになった





そんな生活をして


しばらくすると



ある日のパンの朝食時



「あのさーパンが逆なんだけどぉ」



と、私がマーガリンをぬったパンを見つめて


クレームを出してきたのだ




「逆って?」



「マーガリンをぬるのは、こっちの面!」



彼はお皿にあるパンを持って


裏側を指さした



「え?食パンに裏も表もないでしょ?」



「え!あるよ!あるよ!
 ほら!こっちの面の方が広いじゃん!」




彼は、パンの面積が大きい方が表だと言うのだ



たまたま、カットした部分が山切りで大きくなっただけで


裏でも表でもありませんけど?



そう言っても



「広い方が表なの!!」



と、言い張る旦那さん・・・




「でもさー台形の短い方を上にしない?
 プリンとかゼリーとかさ」



「広い面の方がたくさんマーガリンもジャムものるじゃん!」






え?


・・・・




幼稚園児か?!!!







理由は、単なる


たくさん美味しいジャムがぬれるから、というものだった




私はパンが大好きな人なので



基本


マーガリンもジャムもぬりたくない派



美味しいジャムを見つければ


買ってきてパンの角にのせて食べることはよくあっても




彼のように


広い面積に


端から端まで


まんべんなく


パンの表面が見えなくなるほど


ジャムをのせることはしない




だから



広い方が上!と言われて


意味がよくわからなかった





ていうか


手に持って食べる食パンだから


広い方を下にしたほうが


持ちやすいと思っているのだが・・・




彼の優先順位は


私と全く違う






そして



広い面に


なんとなく綺麗にのせてあげたつもりでいた私だったが





ブツブツ


また何か言っている・・・





「なーに???」



「だってさー
 なっちゃんさ
 もうちょっとまんべんなく
 綺麗に端までぬってほしいんだけど」



「え!?私の中ではまんべんなくのせてると思いますけど?」



「えーほら、こっちの端にはマーガリンのってないし
 こっちの端にはジャムがない!」






なんか


腹が立ってきませんか???




「マーガリンはそんなべったりぬることないの!
 パンの工程にバターがしっかり入ってるんだから!
 油と糖分の撮りすぎ!!!」





ホント面倒くさい・・・




幼稚園児なら可愛いと思えるのかもしれないが・・・


44歳、体重オーバーのオッサンです






だからさー


結婚当初


自分で


好きなようにぬれ!


って言ったの!!







そんなに端から端まで


すみずみぬったくったら


パンの味なんてわからないじゃない



ジャムの味しかしないじゃん?



パン好きの私からしたら


ぬり過ぎて気持ち悪いわー







ホント


クセが強い・・・・





パンへのこだわりが


変過ぎるでしょー?!







今日も



彼に言われた通り


すみずみまで


マーガリンとジャムをぬる