ウチのハダカの王様

スピード結婚した夫婦の話。生活をスタートさせたが・・・初めて知る夫の言動を書き留めている。

夫の家事の後始末

つわりが始まり


本当に何気ない匂いにも敏感となり


調子の悪い時は


冷蔵庫を開けただけで・・・


レタスをざくざく切っただけで・・・


湯気だけで・・・






オエオエが一日に何度もあるし



オエオエが少なくても



一日中 船酔いをした状態がずっと続く



胸がムカムカ・・・・







ウチの旦那さんは


コロナの影響で


家にいることが増えた


いわゆるリモートで仕事している



ま、会社に行かなくても出来る仕事らしい




でも私としては


逆に一人にしてもらった方が気持ちが楽で


食べられる時に食べたいものを口に入れる


これが今の私にはベストの生活



でも


誰かがいると


時間にそって食事の準備をしなくてはならないし


健康な人は油ものなど


味の濃いものをガッツリ食べたいのだから


つわり中の私にはキツイ環境だ





旦那さんは


義理の母たちに手伝ってあげてね!と言われているのもあって


家事を手伝ってくれている



野菜を切っているだけで洗面所へ走り込む私をみて


俺が切るから!


そういうと野菜を切って鍋に入れるだけのお鍋になったり


匂いが辛くて寝室にこもっていると


一人でインスタントラーメンを作って食べていたり




もちろん


食器や鍋の洗い物をしてくれる




「なっちゃん洗い物終わったよ!」



すぐにリビングで横になって携帯のゲームを始める旦那さん




「あ、ありがとう」



台所へ行くと



すでに洗って乾いてる食器の上に



これでもか!というほど


食器とフライパンが折り重なって


山のように積み上げてあった




「あのさー乾いてる食器はしまわないと」




そして洗って台所はビショビショ


いつも最後に綺麗に拭いていたコンロまわりは油まみれのまま



「最後ここも拭いてほしいんだけど」






食器は洗って積み上げれば終わり


では、ない







ゴミの日は


旦那さんがゴミステーションまで


捨ててきてくれるのがお約束





今日は燃えるゴミの日


つわり中の私にとって


この燃えるごみをまとめるのもオエオエ




俺がやるから!




普段やらない人が


あちこちのゴミ箱からゴミを回収して


一つにまとめて


「もうゴミはないか?じゃ捨ててくるぞ!」




あっという間に戻ってきた旦那さんは



「ゴミ捨ててきたぞ!」



そう言うとリビングに横になって携帯ゲームを始めた



「お世話様でした」




何か臭うなぁ


そう思って目に飛び込んできたのは


生ごみを入れるゴミ箱の蓋は開いたまま


もちろん新しい袋が補充されているわけでもなく


ゴミ箱のまわりには


ティッシュなどのゴミがポロポロといくつか落ちている



洗面所にある小さなゴミ箱には


髪の毛の束や彼の捨てたコンタクトなどがそのまま残っている




「ねぇ捨てる時にまわりにゴミが落ちてないか見ないの?」



「え?ゴミ落ちてた?」



「それに捨てて終わりじゃないよ、
 新しい袋を補充して蓋閉めてないと
 部屋中が臭うじゃない」



「あーごめんごめん、袋どこかわからんしやっておいて」







ゴミ箱からゴミ袋を出して捨てに行く


だけじゃ、ない







家事を手伝ってくれるのはとてもありがたいし


嬉しい


でも


結局彼のやった家事の後始末が待っている



何をやっても


最後まで完璧に終わったことがない



なんならそこはなっちゃんがやっておいて!


ぐらいに思っている





義理に母から


『ウチの子、家事手伝ってるかしら?』


とLINEがくる



もちろん


『家事手伝ってくれています、とても助かっています』


と返事を送る




でも


奥さんとしては


もっともっと


言いたいことはたくさんある!!!




Tシャツの首側からハンガーを入れるな!


とか


焦げた鍋をお皿を洗う綺麗なスポンジで洗うな!


とか



急に台所に立ち始めたからって
包丁をここに置きたくない、とか口出しをしだした


毎日作っていると
洗ってすぐ保管場所に片づける暇はないんだよ!


とか






ふ~




いろいろ思いついたら


つわりが・・・・





はぁ~


まだまだつわりは始まったばかり・・・