朝から良い天気で

あれも！これも！と洗濯機に入れて

今３回目を回している

４２歳まで独身で

のびのび

だらだら

やりたい放題に独り暮らししていた旦那さん

結婚したばかりの当時は

このやりたい放題の生活にビックリ＆イライラ

私との生活の違いに驚いた

独身時代の彼

出発前のギリギリ２０分前に起床

顔洗って歯磨きして着替えて出発！

あっという間に出掛けていたという・・・

そんなことしたら
部屋の中はどうなるか？というと

あちらこちらに脱いだものが散らかって

ズボンは絵に描いたように８の字で置いてある

ズボンを下したままの状態だ

上に着ていたものはどこに脱ぎ捨てたのか？

バスタオルもいつも掛けているところにかかっていない

歯ブラシのまわりは水浸し

クシをとかしたのか？なぜか食卓の上に置いてある

洗濯物は常に部屋干ししていて

乾いたものから使っていたからタンスにしまうことがない

でも使わない服は

ずーーーっとハンガーと壁にかかりっぱなし

洋服の肩のラインにはホコリがたまって真っ白に・・・

洗濯して綺麗な洋服と

外出時に着ていたジャケットは

隣り合わせでハンガーにかかっていて

重なり合っている

せっかくの洗濯物がジャケットと重なっていて雑菌がついてしまう

独身の彼には問題ないらしい

食べたものはその辺に置いたまま

もちろん

ペットボトルは展示会か？ってほどに

どんどん本数が増えて陳列されている

違う部屋に２本くらいは絶対に置きっぱなし状態

トイレに入ってペーパーがなくなったら取り替える

これは自分の為！

しかし取り替えた後の空の芯は

邪魔にならない角に並べて置いてある

あとでまとめて捨てるらしい

バスタオルは

何回使ったらお洗濯しますか？

なんてよく話題になるが

彼は数えてない、と言っていた

たぶん週末に洗う時にまとめて洗う、と言っていたから

・・・・ってことは

５、６日使っているのだろうか

男の独身キッチンに

手を拭くタオルなんて置いていないものなんだろうか？

彼は常に濡れた場合は

自分のズボンで拭いていたようで

いまだに自分の服で拭く癖がとれない・・・

お風呂はさすがに毎日入っていたが

シャワーがほとんど

お風呂を洗うのが面倒くさいらしい

実際お風呂に入る時

独りしか入ってないし

と言って

洗っていないようだ・・・

ちょっと着ただけ

ちょっと羽織っただけ

半日着ただけ

そう言って

まだ洗濯しない！という服たちが

たくさん椅子やハンガーにかかったまま

ちょっと着ただけなら

翌日もそれを着て

次こそは洗濯すればいいのに・・・

また新しい服をタンスから出してきては着る

でもあまり汚れなかったから、といって

またハンガーにかけて置いておく

これの繰り返しで

部屋の壁は一回しか着ていない

まだ洗わないという服で散乱する

食器なんて使わない

使うとしたら大きなグラスのコップだけ

しかもちょちょっとすすぐだけで

お茶、水、牛乳を飲んでいる

牛乳なんてよく洗わないとその後に入れた水が濁るが・・・

彼は気にならないらしい

自分の周りに何でも置いておいて

すぐ使いたい時に便利だから・・・と

あらゆるものが置いてある

でも

いざリビングでテレビを観ていると

私の耳かきを使っている

「それ私のだから自分の使ってよ！」

私たちはたまたま耳かき２本入りを買った為

それぞれで使っていたのだが

使いたい時に近くにないときは

ちゃっかり私の耳かきを使う

「だってーオレの見当たらないんだもん」

「だから言ったでしょー
　あった場所に置いておけばいいんです！
　あちこち置いておくから無くなるし
　使いたいときに使えないんですよ」

使ったら元の位置に戻す！！

幼稚園で教わったことだ

本当にこの人と一緒になんて暮らせない！！！

ってほど

彼と生活を共にしてから

驚くことが多くて

しかも

『これが普通の独身生活だ！』とか偉そうに断言していて

腹が立つ

独身生活でも

きちんとしている人はきちんとしています

私は

使ったら元の場所に戻す

食べたり飲んだりしたらその場ですぐにゴミ箱へ捨てる

グラスやお皿も使ったら出来る限りすぐに洗っておく

いざ使いたい時、すぐに使えないで洗うのは面倒だからだ

洗濯物も脱いだらすぐに洗濯籠に入れる

その日着たものはウイルスが付いているので全て洗濯する

こぼしたり、跳ねてしまったらすぐに拭き取る

バスタオルは綺麗な体を拭いていても

水分を含んだタオルは菌が繁殖して衛生的に汚いので何日も使わない

私は特別潔癖では無いが

小さい頃から母親に言われてきたことが頭にあって

私は４０年やってきたことだ

逆にその時にやれば

あとあとやらなくて済むのだから

結局自分があとでやるなら

今やっておこう

そう思って

どんなに疲れて帰ってきても

洗うものを洗濯カゴに入れ

服を着替え

食べるもの食べて片づけて

お風呂に入る

一度寝っ転がったら立てないことは承知だからだ

そして

ためこんでも誰かがやってくれるわけじゃない

あとで面倒だったり

大量で大変な思いをするのは自分だからだ

しかし

結婚すると

独身でやりたい放題の生活をしてきた旦那さんは

あとあとためて自分がやってきたことを

奥さんがやってくれるのだ

こんなにありがたいことはない

そのやりたい放題の生活を変えずに

綺麗で快適な生活が送れるのだから結婚生活は最高だ

そんな夫だけが最高の結婚生活

認めません！！！！！

このままじゃウチの両親みたいになっちゃう

父は仕事仕事でほとんど家にいなくて

週末はゴルフ

着る服、食べるもの、朝は靴磨きをして送り出す

何から何まで妻の母がしていた

父は妻がやるのは当たり前！という考え方

昭和の大和男子だ

亭主関白というのだろうか？

母は苦労していたと思う

でも初めて母が骨折してしまい動けない時があった

その時

父は何も出来ない何も知らない

家の事は何一つ出来ず、娘の私たちは学んだのだ

母も父が６５歳過ぎて家にずっといる生活になり

父を育て直し始めた

『せめて自分のものは自分でやってください』

決して放棄ではない

これから先

夫婦どちらが先にいなくなって独りの生活になるかわからない

その先を考え

独りでも生活できるように育てていくことに母は決めたのだ

もちろん、３食のご飯は母が作って片づけてと家事はこなしつつも

父は自分の洗濯物を干したり畳んでタンスにしまったり

掃除機をかけたりお風呂を洗ったりと分担して暮らしているとか・・・

あの昭和の亭主関白も

変わるものだ・・・・と関心

私も

こんな自由な生活をしている旦那さんを育てよう！と

少しずつ変えて行くことに決めたのだ

私が

「洗濯機回しますよー！」

と声をかける

「特になーい！」と旦那さんから即返事がくる

でも必ず

すべて洗って干し終わって洗濯機にカゴを戻しに来ると

彼のあと出し洗濯物が・・・・

「本当にないのね？本当に今出さないならもう洗いませんよ
　マスクは？ハンカチは？靴下はどこ？？」

そういうと

慌てて探して持ってくるようになった

俺は起きて２０分で準備できるから！と偉そうに言う彼だが

全てやりっぱなしで出掛けるからであって

ちゃんと片づけるものは片づけてとなると

２０分でなんて準備できるはずがない

「脱いだパジャマここにまとめて

　歯ブラシのまわりがビショビショじゃないの拭いてよね」

そういうと

あちこちに脱ぎ捨てたであろうパジャマをかき集め

指示した場所へ持ってくる

「どこがビショビショなの？」と文句は言うが

歯ブラシのまわりを拭いてくれる

ま、牛乳を飲んだグラスは

私が洗って水切りカゴに置いているが・・・

洗濯物をケータイゲームしている彼の横で畳んでいる

彼はお風呂に行こうと

今洗濯物を畳み終わった山の中から

綺麗に畳んであるパジャマと肌着とパンツを持って行った

「ねーそれ今畳み終わったんですけど！」

「綺麗に畳んであるのをひろげるのって気持ちいいよね」

「使うなら畳まずに済んだじゃん」

「タンスにしまう仕事が減ったでしょ？良かったね」

「今までハンガーから取って行ってたくせにー」

「まだタンスにしまっていない出ているものを持ち出しましたー」

「だったら畳む前に持ち出してくれますぅ？」

あれだけホコリがたまるほどハンガーにかかっていた服を取って着ていたのに

綺麗に畳んであるのをひろげるのって気持ちいいよね、だってー

調子がいいわ！！！

少しずつだが・・・

自分でやるようにお願いしていると

変わってくるものだ

あとでやるのは自分、と植えつけていくと

脱いだらそのまま洗濯カゴへ入れるようになってきた

パジャマも

いつの間にか

指定の場所に置いてあるのをみると

少しは成長したかな？？（笑）

と笑ってしまう

ズボンの８の字も見なくなってきて

「バスタオルもう洗うのー？」と

いちいち聞いてきていたが

今では、気が付いた日だけだが

洗濯カゴに入れるようになった

４２年も独り気ままに

ダラダラ暮らしてきたのを

この１年で直せ！と言っても無理な話なので

徐々にお互い快適な生活に変わっていけたらと思い

今日も

コラ！手を洋服で拭かないの！！

と、４３歳の幼稚園児に教える

部屋着も

そうやって拭いてるんだから

毎日洗濯機入れてくださいよ・・・・